自民党総裁選が今月おこなわれる。ニコ生でも安倍、石破両氏の討論がみられる。質問事項は、あらかじめ知らされているにちがいない。なので、とくに政権を担う安倍首相が刺激的な発言をするとは思えない。

それでも、その討論はチェックするとおもう。アベノミクスの功罪について注目したい。

アベノミクスは「3本の矢」といわれた。じっさいには「第1の矢」である異次元の金融緩和のみの印象だ。

ぼくらの世代は「需要を増やすには公共事業を増大させるべし」というふうに教わった。ところが日銀のクロダミクスは金融で、需要をつくり出したとおもう。

わかりやすい例でいえば、お金が入ってくれば(マネーの流通量が増えれば)なにかお気に入りの服でも買おうと、まぁ、そうなるでしょう。そういう人が増えれば、店も店員を雇わなければならない。こうである。

お金があたらしいことに流れていくって、そりゃ、けっこうなことですねぇ。ただ一方で、ほんらいなら、もう必要のないものにまでお金が流れていくのが、気にくわないわけ。

では討論では、そのへんに触れられるだろうか。そのへんが討論をみるさいの、ひとつのポイント。

「朝まで生テレビ」をYouTubeで、ながし見していた。AIの特集だった。

たとえば、グーグルはAIに使う研究費は1兆円に及ぶ。

それに対して、日本では政府レベルの歳出で、数十億円。企業は数百億兆の内部留保をかかえながら、新しいものに投資しないという。

「朝ナマ」では、その原因のひとつとして、役員たちの退職までつつがなく終えたいという、いわば保身の気分が指摘されていた。新規に投資して失敗したら、なにを言われるか、わかりやしない。

松尾先生も出演されていた。たしか、いぜんは「AIは、狩猟から農耕への移行と同じくらいのインパクトがある」ほど息巻いていた、とおもう。ただ、番組では「AIはエンジンやトランジスタ、それにインターネットと同様、数十年に1回の変化」くらいに、ひかえめに述べている。「げんざいのAIの状況は、インターネットにウェッブがのった初期に似ている」とも。

ちなみにAIだけでなく、ブロックチェーンにも、そのような比較が散見される。

20年前、Amazonで買い物をしたりNetflixで映像を楽しんだりすることは、予想さえできなかったわけで。AIやブロックチェーン、それにVRやARといったxR系により、世の中の風景はぜんーぜん変わるとおもうよ〜