もう何年前になるのかねぇ。

ピーター・ティールの「ゼロ・ツー・ワン」という本が、いちぶで、わだいになったっけ。

かくゆう、ぼくも興味ぶかく読んだ口で、となると、おのずと著者にも興味を持つわけで。来日記念の講演会に行ったりもした。

ちなみに講演のあとは、著者と糸井重里との公開討論だったのだ。

ペイパルでもうけ、その後、投資家となったピータ・ティールと、元コピーライターで現在「ほぼ日」を主催している糸井さんの組み合わせは、とてもユニークだよね、

って、そのよーなハナシをしたいわけではなかった。本書では、企業の将来価値について触れられているんだ。

まず企業の時価総額は、その企業の将来価値を反映している。将来価値とは、これから、その企業が生み出すキャッシュフローの総和だ。

本書では、ニューヨーク・タイムズとツイッターの時価総額について触れている。

2012年、ニューヨーク・タイムズは1億3300万ドルの利益を計上した。それに対して、同年度のツイッターは赤字だった。にもかかわらず、ツイッターの時価総額はニューヨーク・タイムズの12倍の時価総額となっていた。これは長期的な視野で見たばあい、ツイッターの方がより多くのキャッシュフローを生むことを示唆している。

本書を読んだとき、この部分になにか大切な考えがひそんでいるような気がしたし、現在では、あるケースには、わりと、そのような考えを敷衍(ふえん)してみたりしている。なにしろ、いぜんは、この手の経済っぽいことは苦手で、避けていたもんなぁ。

ま、もちろん、ぼくが投資家になるわけはないし、それ以前に投資のセンスなどあるわけがない。たまーに、この会社に投資したらいいだろうと、頭の中で「投資ごっこ」をやってみるけれど、残念なほどに、おそろしいほどに、ほぼその会社の株は下がったしまったりしている。

ぼくのいうところの、ぼくなりの将来価値を敷衍してみるというのは、こうである。ひとつめは単純というか、単純すぎる。

まずアメリカのテック系の企業の時価総額の順位ネ。

1.アップル
2.アマゾン
3.マイクロソフト
4.アルファベット(グーグル)
5.フェイスブック

というふうになっている。

このような会社の商品やサービスは積極的に取り入れていった方がよろしい。また、この5月から6月にかけては、上記の企業のカンファレンスが集中して行なわれる。そのへんも、ちゃんとチェックしておこう。これから数年先のテック系のトレンドに触れることができる。ちなみに来月の5日(日本時間)には、恒例の、アップルCEOのティム・クックによるキーノートがおこなわれる。

もうひとつは、こういう視点ネ。

げんざい、みえるものは、なくなる。
げんざい、みえないものは、姿をあらわしてくる。

つまり、現状では当たり前だと思っていることは、将来なくなり、
反対に、げんざい評価が決まっていないような、あやふやなものが、将来の主流になってゆくだろう。

これを前提にしてかんがえれば、現状だけに時間を割くのもホドホドにして、将来価値のありそうなものも、いまからやっておこう。

将来から現在を割り引いてみた場合、現状のことに時間やコストを割くより、こちらの方が価値があったりする。