かつてのアップルの品ぞろえはスッキリしていた。しかし現状はちがう。Mac、iPad、iPhoneともに何種類もある。

ジョブス亡きあと、アップルをあずかっているのはティム・クックだ。後者はマーケティングのひとである。アップルのラインナップの多さは、そのことと関係あるとおもう。

「イノベーションのジレンマ」をご存知だろうか。

売れている製品は、ユーザーのほしい性能と合っている。しかし、そののちメーカーがつくる後継機は、ユーザーにとって余分なスペックとなってゆく。

一方、いままでとはちがうアーキテクチャの製品が、名前も知られないような小さな会社から発売される。ユーザーのニーズにはとうてい及ばない。ばあいによっては笑止に値するような製品だ。しかし、ある時期を境に、ユーザーに応えるようなスペックに成長してゆく。

かくして、そのとき支持されていた製品も、時間とともに、後発の製品に駆逐されていくという。ま、そんなかんじ。

話がまわり道してしまったけれど、アップルといえども、この「イノベーションのジレンマ」の壁にぶち当たっているとおもうわけ

げんに、本国であるアメリカでは、Macの売り上げは、Chromebookに越されてしまっている。ことし10周年をむかえるiPhoneの販売台数は、中国のファーウェイに 追いつかれようとしている。ファーウェイの対前年比の伸び率から察すると、時間の問題ではないか。

アップルの現CEOのティム・クックは、そのようなことを十分に意識しているだろう。アップルのラインナップを増やすことで、後発の製品の売り上げを抑えようとしているんじゃないかしらん。