世の中は変化していく。
変化は、現状に矛盾が生まれ育っていくから(当初はしっくり行っていたのに、時間とともに居心地の悪い感じになっていくから)という説がある。
個人に矛盾は、ないでしょう。
その人は、その人かぎりなんだから。
矛盾は外側の、たとえば社会に生じたりする。
ほんらい個人を助けるべき社会が、逆に個人に大きな負荷を与えて、それが、とても大きくなっていくと、後世の人たちが歴史的に見るところの「次の社会」になっていく、とおもう。
E.H.ノーマンの「日本における近代国家の成立」は明治維新前後の様子が、とても上手に描かれていて。関心しながら読んでいる。