このところブランドについて調べたり考えたりしている。
結局「好き」がブランドにつながるのではないか。まず、そう考えてみた。
買う方は「好き」なら、その商品にロイヤリティを支払う。
一方、作り手は自身の「好き」をとことん掘り下げ、さらには共感する人の協力を得ながらブランドが作られてゆく。
これ、なんとなく筋が通っているけれど、スッキリしない。
で、そのあと、フィリップ・コトラーやデビット・アーカーを読んでみたりして。
マーケティング用語に慣れていない、というか、むしろ、そのカタカナ加減が煙たくなってきて途中で投げ出してしまった。
余談になるけれど、これには翻訳が影響しているように思う。
翻訳が悪いというのではなく、そもそも日本語は抽象的な概念の説明には向いていない。この際、限界があると言ってしまいたい。なので可能なら英文(原文)のまま読んだ方が良いと、おもう。
えーと、話がそれてしまいました。
ブランドについて考えていて、「好き」というアプローチはスッキリしない、米国生まれのマーケティング理論は初っ端からつまずいてしまい、
ある切っ掛けから「会社の値段」(森生明)に出会うことができた。この本が参考になった。
貸借対照表は左側が資産で、右側が総資本だ。左側と右側は釣り合っている。右側は負債と純資産で構成されていて、当初より株価が上がると(時価総額が増えると)、バランスを取るため左側の資産が増える。この増えた部分が無形の営業資産、いわゆる「のれん」となる。ブランドは、この「のれん」部分の大きな要素となる。