情報が解き放されるはずが…

インターネットは、プロトコル(TCP/IP)と言っても良い、とおもう。

なので、とうしょは、それ系の、言ってみれば、オタクどおしのコミュニティのようなものだった。

ちがう言い方をすれば、一般向けのアプリケーションがなかったわけネ。

グンと間口が広がったのは、ティム・バーナーズ・リーによるウェッブの発明による。

そして、そのときのウェッブは、まだステートレスだったんだ。

ここで言うステートレスとは、ユーザーがウェッブページをみて、次のページに移るとき、データは残らないという意味です。

ウェッブページは、ブラウザーにより、とても扱いやすくなった。

マーク・アンドリーセンは、ブラウザーにクッキーという機能をもたせ、次のページに移っても、データが保持されるようにした。

買い物をカートに入れて、次のページに移っても、カートの中身は保持されているイメージだね。

で、げんざいは、ユーザー側(ブラウザー/クッキー)より、だんぜん、サーバー側に情報が保持されているでしょう。

検索すればグーグルに、買い物をすればアマゾンに、知人とやり取りすればフェイスブックに、という具合に。

それに対して、ユーザーは2つの方法が取れる、とおもう。

ひとつは、大手テック企業のプライバシー条項に目を通してみること、

そして、もうひとつは、ブロックチェーンに期待すること、なんだ。