行動学入門

三島由紀夫の小説は「金閣寺」と「青の時代」を読んだくらい。

あとは、モノクロの、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地でのアジテーションの映像、そして(タイトルは忘れたけれど)三島を主人公にした映画は観ましたねぇ。小説よりむしろ、映像の方が印象に残っている。

漱石の「こころ」、鴎外の「阿部一族」の理解を深めたいため、三島の「行動学入門」(文芸春秋)に収められている「革命哲学としての陽明学」を読んでみた。

陽明学における、王陽明、(森鴎外の小説の主題にもなっている)大塩平八郎、吉田松陰、西郷隆盛らのアウトラインを読むことができる。端的にまとめられているとおもう。