「記憶のひきつぎ」と「歪み」

図書館で借りた「柴田元幸と9人の作家たち」(アルク)から「村上春樹に会いに行く」の章をコピーし、手元に置いてある。

あらためて、読んでみた。

「記憶のひきつぎ」「歪み」「うなぎくん」が気になった。

後者の「うなぎくん」は以前から気になっていて。じつは、そのアイデアを(プログラミングのように)フォークし、じぶんなりに、まとめてみよう思い、読みかえしてみたのだが、やはり、クリアにできなかった。

「海辺のカフカ」の話で出てきた「記憶のひきつぎ」は、「多崎つくる」の、指が6本あるピアニストと主人公のエピソードが思い浮かんだ。

ひとには、どうしようもない「歪み」がある。だが、歪みみたいなそれは表層から離れてどんどん降りていくと、自然のあり方に還元されていくという。ここからは、ダライ・ラマの「The Art of Happiness」の記述を思い出した。