クラウドの定義について調べたこともない。
けれど、自分なりに説明するのなら、それは「ネット上に用意されている開発環境からインスタンス(仮想サーバー)を立て、その上で、自分たちのアプリケーションやサービスを立ち上げること」だ。
オンプレミスのばあい、自前でストレイジを確保し、さらにOSを入れ、そのたびごとに自分たちで開発環境を構築する必要がある。
一方、クラウドなら、簡単な手順で、いくつもの仮想サーバーが立てられる。
菅内閣は、行政のデジタル化を最重要課題にしている。
また次期通常国会では「IT基本法」が改定されるそうである。
たぶん…政府主導によるクラウドが立ち上がると思うんだよね。
そうすれば(今回の特別定額給付金のような)政府、地方公共機関共同の施策は、比べものにならないほど、スムーズになるし、
また市町村独自の施策に際しては、簡単に仮想サーバーが立てられる。
もっとも、アマゾンのAWSや、マイクロソフトのAZUREのような既存のクラウドを利用する手段もある。
政府が立ち上げるより、こちらを利用した方が手取り早いけれど、
それでは、アマゾンやマイクロソフトの否応(いやおう)の無さに逆らえなくなってしまう。
たとえば手順の変更も、価格の値上げも、アマゾンやマイクロソフトの言いなりになってしまうし、
最悪、アメリカと仲が悪くなれば、利用できないリスクだって、あるわけネ。