ストレージに余裕をもたせる

MacBookAirを愛用している。ストレージの残りの容量が、わずかになってきた。

不要なファイルを取りのぞいてしまおう。すぐ思いついたのが映像のファイルだ。なにせ容量が大きいから。数秒ていどの映像は残しておくことにして、長い映像のみUSBメモリに移動させた。

次に着目したのは、iTunesを使ったiPhoneのバックアップデータである。思いたったときに気まぐれにバックアップしていたので、複数のフォルダが存在する。こちらは、すべて削除した。後日、あたらにバックアップして最新の状態のものだけ残しておこう。

 

その後、ストレージをたしかめてみた。まだストレージの残量の心配は、払しょくされていない。ターミナルを立ち上げて、5GB以上のフォルダーはなにか確かめてみた。 

ターミナルに打ち込んだコマンドは、こんなかんじ。
sudo du -g -x -d 5 / | awk ‘$1 >= 5{print}’

5GB以上のフォルダ一覧のうち、見当のつかないものが2つあった。

ひとつは、
/opt/local
/opt
である。

調べてみると、macportsとX11に関係するフォルダらしい。

macportsとX11…いぜん、illustratorやPhotoshopにかわるソフトウェアを検討していたとき、GIMPやInkscapeといったフリーソフトを試用したことがあって。それを動かすためにmacport等が必要だった。それを放置していたんだね。

というわけで、削除方法を調べてみた。

まず現状のmacportとX11を、新しく入れかえる。そのうえで、ターミナルに、以下のコマンドラインを打ち込む。

$ sudo port -fp uninstall installed

$ sudo rm -rf \
/opt/local \
/Applications/DarwinPorts \
/Applications/MacPorts \
/Library/LaunchDaemons/org.macports.* \
/Library/Receipts/DarwinPorts*.pkg \
/Library/Receipts/MacPorts*.pkg \
/Library/StartupItems/DarwinPortsStartup \
/Library/Tcl/darwinports1.0 \
/Library/Tcl/macports1.0 \
~/.macports

はい。削除できました。

 

次に気になった見慣れぬファイル。それは、
/.MobileBackups
である。

これについて説明したいけれど、その前に(このフォルダーを削除する前の)ストレージの状態をみてみるよ。

storage1

いちばん多いのはブルーの「その他」、次に多いのがピンクの「バックアップ」である。

この「バックアップ」とは、なにか?

MacのTime Matchineというのは便利で、屋内の、外付けハードディクスのある環境下にあれば、wifiを経由して自動的にデータがバックアップされる。

でも、MacBookAirは外に持ち運ぶことが多く、そのあいだはバックアップされない、というか、できない。

このばあい、一時的にローカルの専用領域に保存されるようになっていて(MoMobile Time Machine)。屋内に帰った後に、外付けハードディクスにデータが移るようになっている。

ということはだよ、外出先の一時的なバックアップにこだわらなければ、(帰ればいずれにせよバックアップされるわけだから)この機能は停止させておいても良さそうである。以降不都合がないことを祈りつつ、自己責任でやってみた。

Mobile Time Machineの機能を停止させるコマンドは以下の通りである。

sudo tmutil disablelocal

打ってのち、ストレイジを確認してみると、おお、バックアップの領域がきれいに、なくなってるじゃないか。容量にだいぶ余裕ができたぜ!

strage2

 

(参考までに、Mobile Time Machineを復帰させる場合のコマンドは、
sudo tmutil enablelocal )

 

参考にしたウェッブページ

http://qiita.com/megane814/items/7489059a4f40b3a415de
http://ottan.xyz/about-time-machine-244/