有料で、写真をダウンロードできるサイトって多いんだねぇ。で、よく耳にするウェッブ系フォト・エージェンシーの設立年度を図にしてみたよ。
図のいちばん上のゲディイメージーズは、同サービスの先がけみたい。ウィキペディアによると、1995年にロンドンで創業され、その後、シアトルに本社を移転させている。日本法人設立は2002年となってる。
アマナやアフロは、僕たちの世代にとっては「へぇ、そうだったのか」っていうかんじだねぇ。
ちょっと、ハナシを脱線させるよ。たとえばポスターやカタログで写真を使いたい。そのばあい、カメラマンにお願いするのだけれど。時間や予算がないときは、デザイナーが貸しポジ屋さんまで足を運んで、デザインのイメージにあったポジフィルムを借りてきたんだね。
そのとき、いっしょにやっていたデザイナーの友人たちが口にしていたのが、フォトニカ、東京カメラサービス、世界文化フォト、オリオンプレス、それにボンカラーだったんだね。ぼくも、原宿や青山まで付き合った記憶があるけれど、あれは、どこだったのかなぁ…。
ま、いずれにせよ、よく耳にしたり、おそらく実際に行ったことのあるフォトニカ、東京カメラサービス、世界文化フォト、オリオンプレスはいっしょになり、現在では、ネット系のストックフォト会社、アマナに生まれ変わっていたなんて、意外だったわぁ。
ボンカラーがアフロに営業権を委託したこと(おそらく、それまでのポジフィルム群をサーバーにストックしてもらい、ユーザーがブラウザーを通じてダウンロードできるようにしたこと)も「へぇー」っていうかんじかな。
あっ、もうひとつ気づいたことがあるよ。ウェッブ系フォト・エージェンシーの設立年度を図にしてみると、ブルーで囲った時期に集中しているんだね。これは、ブロードバンドが急速に伸びている時期と重なっていると思うわけ。
たとえば、20年前のダイヤルアップでは写真のダウンロードは、それに要する時間や通信料金がバリアになっていたわけだし、ISDN、それにADSLでも、ダウンロードするには時間がかかったんじゃないかなぁ。やはり光回線の普及は、ウェッブ系フォトエージェンシーの出番を促進させたと思うよ。