折をみて、Ethereumのチュートリアルをやったりしている。
取材は色々な系統があると思う。テック系は、 たとえば目に見える衣食住とは違い、抽象度が高い。
取材される技術者は、普通に専門的なことをおっしゃるし、取材する側は知識がないので、往々にして後者にとって困ったことになってしまう。
簡単に言ってしまえば、インタビュアは理解する軸もなく、振り回されてしまうわけ。
仮想通貨が実態以上に、もてはやされている。その結果、仮想通貨は投機の様相を見せている。投機で1億円以上儲けた「億り人」なんかも話題になっている。
でも実際は、仮想通貨というのは、ブロックチェーンのひとつのワンオブ・ゼムなんだわ。ブロックチェーンを利用するために必要なネット上のポイントといった感じ。通貨というより、むしろTポイントに近いと思うわけ。
文の冒頭でEthereumをやっていると書いた。このプラットフォームでは、たとえば銀行や不動産といった中間に入って知らない者どおしの信用を担保するようなことを必要とせずに、ネット上で、契約を有効にできてしまう。 そのさいにEthereumという仮想通貨が必要なようだ。
昨年から今年にかけてJavaScript(Node.js)のウェッブアプリを作ってみたりした。Ethereumのチュートリアムで使われているSolidityはJavaScript系であると言っても良いだろう。
なので意外に分かるだろうと思っていたけれど、やってみると、いちおうチュートリアルのままにコードは打つものの、何をやっているのか、いやそれ以前に、じぶんの理解の立ち位置さえ分からない状態である。
じっさいのブロックチェーンの同期の手順は難しいらしい。それだけではない。ローカル(じぶんのパソコン)には大量のストレージが必要だし、実行するまでかなりの時間を要するという。
Infuraというには、そういったコストを避けてブロックチェーンのテストを行えるフレームワークなんだね。そういうことが、やっと分かったわ。
じぶんで実際にやってみれば、テック系の取材も深掘りできるだろうと思ったりしている。さいわい、プログラミングというのはパソコンがあれば出来るわけだし。
いや、それ以前に取材というのは、媒体が有効な時代のお金を得る方法であって、ウェッブが普及した現状では、認識を逆立ちさせた方がよろしい…というハナシをすると長くなるので、きょうは、このへんで。