パンフレットから取扱説明書、それから雑誌まで、技術系のことについて、いくつもライティングしてきた。
雑誌というのは納期までの期間がとても、みじかい。インタビュ・イー(取材される側)とのやり取りのあいだに、編集者がはいる。その技術をちゃんと伝えられるいるのか、イマイチ実感はない。
たとえばだサ、取材先が「うちの技術は、まだどこも、やっていないんです」と言われても、評価ができないわけよ。
パンフレットや取扱説明書のばあいは、技術担当者の方と、何度も、ばあいによっては十数回も、やりとりすることもある。
で、なんども、できあがった原稿をやりとりしているうちに、なんとなく、できてしまう。
そんなコトバはないけれど、理解の主体性というのかなぁ…いずれにせよ、そのようなかんじが、ないわけ。
オッケー。理解の主体性について、プログラミングを例に書いてみよう。
このウェッブサイトのプログラム言語はPHPで書かれている。フレームワークはWordPressだ。
5年ほど前からWordPressを利用していて、とうじ、書店のコンピュータ系の棚に行くと関連図書がズラリとならんでいた。
WordPressは、PHPで書かれたテンプレートが最初から用意されていて。きょくたんなハナシ、PHPを知らなくても、WordPressの手順になれてしまえば、ウェッブサイトがつくれてしまう。
WordPressの人気は、その手軽さからきている、とおもうけれど、
その半面、プログラミングなどやらないですむ、というかんじになってしまう。
個人的にも、PHPはやらないまま、
けっきょくプログラミングはJavaScriptから、はじめた。ウェッブアプリをまずつくってみた。
引数や戻り値、コールバック関数、秘密鍵や公開鍵、APIなど、
じっさいにプログラミングをやってみて、そのコンセプトを実感したのは、すくなくない。
そうおもうと、技術系の取材や文章は、知識を得ながらやるに越したことはない、というふうに、さいきんおもっているんですねぇ。