ざっくり言って、ここ10年で、書籍、さらには印刷の市場は2割縮小している。そのあいだ、景気が回復しているにも関わらず。
じつは、書籍や印刷物は税金で救われている側面がある。
たとえば全国の市町村や大学の図書館には、雑誌がそろっている。で、もともと雑誌というのは発行部数が少ないので、発行部数に対する図書館比は高い、と言える。いうまでもなく、図書館の雑誌の購入費は税金だ。
パンフレットをあまり見かけなくなった。けれど行政機関というには、みんなに同じサービスをする性質(義務?)があるので、ネットにつながっていない人を考えて、パンフレットを発行している。もちろん、こちらも税金による。
そもそも、行政機関って、みんなに均しく同じサービスを付与する余裕、あるのかねぇ。
財政の縮小を余儀なくされたとき、雑誌、印刷というのは厳しくなりと思うよ。もっとも、これは、ほかにも当てはまるんだけれど。