「オデッセイ」を観た。すげぇ、すげぇ。
こういう映画は、日本人にはできないとおもった。そのかわり、日本では「君の名は。」はつくれる。
「オデッセイ」と「君の名は。」が、どうつながってるねん。そうおもわれるだろう。
そうなのだが、「オデッセイ」をみているとき、ふと「君の名は。」についての感想が思いうかんだ。
ま、あえていえば、りょうほうとも、宇宙が関係しているわな。前者は火星、後者は流れ星である。
ただし、アプローチがちがう。「オデッセイ」は、火星にひとり残された主人公がそうであるように、科学的に、そうとうハードルが高い問題を処理していく。
一方、「君の名は。」は、もののあわれ、である。
「君に名は。」は中国で上映されていて好評のようだ。ロサンゼルスでも期間限定で上映されるらしい。その評価は、映像の美しさや、村上春樹の「多崎つくる」にやや似ているプロットの評価になるとおもう。もののあわれ、は分からないだろうなぁ。そういう日本人のオレもうまく説明できない。