第1次産業革命は石炭、第2次産業革命は石油によるとことが大きいという。
とうしょ石炭は、蒸気を使った織物機に使用された。従来とはケタ違いの生産性を上げることができた。
本命は蒸気機関車だろう。機関車1台つくるには、現在のお金でいくらだろう。そうとうの額にちがいない。それだけでなく、機関車を利用できるようにするには、石炭を発掘しなければならないし、線路の敷設や駅の建築も必要だ。
石油の場合はどうだろう。まず新しい油田の探索・発掘や、既存の油田の掘削には、莫大なお金が必要だろう。ガソリンや灯油、プラスチック、農薬、薬…現在の多くのものは原油由来である。それを精製するコストも膨大だろう。
言うまでもなく、資本を集めるには、町内会費のように、持ちまわりの町会長が集金しただけでは、遠くおよばないのである。
やはり、資本市場や、あるいは公的なものなら広く薄くあるめる税金の徴収が必須なのは、言を待たない。
以上、これは大きなハナシだけれど、いずれにせよ、なにか事業をはじめるには、まず資本が必要という立て付けになっている。
でも、これは「いまのところ」と言ってもいいかもしれない。それに変わるお膳立ては、すでにある。
たとえば、なにかやりたいことがあるのならクラウドファンディングでお金を集めてみてもよい。逆に、共感する件案なら、投資してもよろしい。
GitHubでは、もうほとんどのオープンソースを見ることができる。著作権がクリアになっているものなら、プログラムを書くさいにライブラリーなどが利用できる。フリーである。
3Dプリンタはどうだろう。こちらもプログラムの多くはオープンソースになっているらしい。それを利用して、じぶん、あるいは3Dプリンタを所有する業者にデータをおくれば、製品はできてしまう。大規模な設備など、いらないじゃないの。
ボトルネックは、資本よりむしろ、やる気、その理解、シェアしあうことになっていくに、ちがいない。