人間はやわで、情報空間は、したたか。

ネットのおかげで、ひとりひとりの好みの違いが実感できる。

たとえばネット上での仕事の応募/落札のプラットフォームがある。

とうぜん応募するぼくは、じぶんの案が良いとおもっている。

ま、結果は散々なんだけれど、それにしても、けっきょく先方の選んだ案をチェックすると「なーんだ」である。

YouTubeで「これはみてもらえそう」という映像をあげても、やっぱり期待外れの閲覧数になってしまう。

じぶんと、ほかのひとの好みが違うのは、なにもぼくだけでなく、みんな好みはちがう、といえる。

で、いままで、なんとなく好みがいっしょだと思っていたのはテレビの影響が大きい。

いぜんは、みんな同じテレビ番組をみていて、学校に行くと、その話題で盛り上がった。

けっきょく、人間はやわなものである。一定にしゃんとしたカタチではない。

一方、情報空間(情報が作り出す空間)は思った以上に強力で、ふにゃふにゃしている人間をカタにはめるわけ。