米価の下落について


スーパーの米の値段が下がっている。これは、小泉農水大臣の功績だろう。

石破総理はこれを石破内閣の功績だと言っている。

でも、これは何だか、おかしい。

そもそも農水大臣を小泉進次郎に変えた理由は、前大臣の江藤氏の失言による。

もしこの失言がなかったら、江藤大臣のままで、たぶん小泉農水大臣のように劇的に米価は下がらなかったに違いない。

現職の大臣の首を切るのは難しく、この失言を奇貨として、農水大臣を小泉氏に首をすり替えて、その下で方針を変換したという、石破総理を好意的に捉えたとしても、

それなら石破内閣発足時には、すでに米価は高騰していたわけだから、最初から小泉氏を農水大臣に据えて現在の施策を打ち出せば良かった。

石破総理の「私の政権下で米価を下げた」というのは詭弁である。やはり石破内閣発足時から8か月間の米価の高騰には不作為の責任が伴う。

それと、もうひとつ値段が下がっているのは米だけではない。パンも肉も野菜も高騰している。すべての値段が上がっている。

米の値段が下がったことを、ことさら言うのは、まやかしだと思う。