その1

たとえば、ふたりで、いっせいに穴をほってみよう。いちじかん後、ふたりの穴の大きさには差があるだろう。つぎに、やはり、ふたりで穴をほってみる。こんどは、ひとりはシャベルで、もうひとりは穴をほる機械をつかう。このばあい、どうだろう。後者のほうが、ふたりの掘る穴の大きさの差がおおきいだろう。

労働生産性とは、労働者ひとりあたり、または単位時間あたりの産出量だから、後者の方が労働生産性の違いがおおきい。言い換えれば、

有用なテクノロジーを採用すれば、労働力というリソースを増やすことなく、より多くのものを生産したり、新しい価値を創出したりできるものである。

 

 

その2

最低賃金を定めてしまうことは、失業を増やすことになるかもしれない。たしかに最低賃金を法律で定めることにより、最低限の賃金は担保される。しかし技術の進歩により自動化がハイペースにすすめば、最低賃金の硬直化により、会社の経営は圧迫されてしまう。当初は、ムニャムニャしているかも知れないけれど、結局は、会社は合理的に動くとおもう。

 

 

その3

イノベーションは、旧来のシステムで繁栄してきた人を敵にまわすだろう。一方、ほんらい新しい体制の恩恵を受ける人たちからも、積極的な支援は得られない。それは旧来の同調圧力があまりに強いからであり、さらに新しいものは、すでにあるものとは違い、体験を通じたものでないため確信を持てないからである。