よのなかに、お金が、よりよくまわることは大切だ。うまくまわらない状況をフケイキという。
日銀は、お金がまわるような施策を打ち出しているけれど、それでも、まわらない(と思う)。
原因のひとつは、税金や社会保険の支払いにより、つかえるお金がへっているからかもしれない。
もうひとつは、なんとなく不安なので、お金を手もとにおいておきたいからだろう。年をとってくると、なおさらだろうし、ジジィやババァはふえる一方である。
そして、もうひとつ。それは、ほしいものがナイということもあるだろう。
ほしいものが、ほしいわ。
ほしいものは、いつもあるんだけれど、ない。
ほしいものは、いつでもないんだけれど、ある。
ほんとうにほしいものがあると、
それだけでうれしい。
それだけは、ほしいと思う。
このフレーズは、西武デパートのポスターにつかわれていたものだ。1988年の「コピー年鑑」に掲載されているものを、そのまま打ってみた。時代背景は、株や土地やゴルフ権といった資産の価格が急騰する、いわゆるバブル景気が緒についた頃だネ。
「ほしいものが、ほしいわ」は、いま読んでも、そのとおりだと思うなぁ。