「アフターデジタル2」

「アフターデジタル」に引き続き、「アフターデジタル2」を読んでいる。

参考になりました。備忘録として、まとめておこう。

「アフターデジタル」というコトバには、日本のDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、そもそも間違っているのではないか、という問題意識が現れている。

日本では、あくまでもリアルが主で、デジタルが従のように、とらえられがちである。

しかし(少なくとも中国では)主従関係が逆転している。日本が中国のようなDX社会になるとまでは言わないが、中国がお手本になる例は多い。

「アフターデジタル」でも、人による関わりがなくなることはない。むしろ、人にしかできないことが大切になってくるだろう。ただし、従来の人による関わりがデジタルに変わる部分も多い。

広範囲に、他社とデータを共有する有用性は幻想である。それは、「記述の違うデータを突合するには手間とコスがかかる」「データは解釈とセットでなければ意味を持たない」からだ。

一方、個企業なら自社の持つ行動データを使う、と言っても、そのままお金もうけに使うのではなく、UXに還元することでユーザーに満足してもらう使い方なら有用である。