東芝の販売チャネルの仕事はずいぶん勉強になったわぁ。

対前年比や潜在需要といった、どちらかと言うと固めの言葉の使い方は、じつは、このとき知ったですねぇ。

で、(いまは、どうか知らないけれど)潜在需要という言葉は、新聞や雑誌でも目にしたし、自分でも文章によく使っていた。

いま思うと、たしかに潜在需要はあるけれど、「潜在需要を掘り起こす」的な言い方は、言葉だけの話であって、実態はないと思うわけ。

「商品を出してみなければ、売れるかどうかは、分からない」というのが、現在では定説でしょう。

もっとも、モノはメーカー → 販社 → 小売 → 消費者に、情報は、たとえば新聞社→読者というふうに、

モノも情報も、川上から川下に、一方的にしか流れていない前代的な時期もありまして。

「潜在需要を喚起する」という言い方は、川上、つまりメーカー側の言い方であり、それを当然のように新聞や雑誌にも書かれていたとも思ったりしている。

いま思うと幻想だったことも、当時は、本当(だと思っていた)のかもしれない。ま、時代状況によって、事実なんてパッと変わるんだろうよ。