機械学習はGoogleAssistantでも、Netflixでも採用されているでしょう。でも天井裏のみみずくのようにひっそり存在して気づくことはない(村上春樹的に書いてみた)。
で、げんざいのところ、ゆいいつ、気づきがあるのはAppleWatchだけなわけ。
AppleWatchは、ディスプレイがえらべる。
ぼくのばあい、ミッキマウスの表示にしている、というのはウソで、「siri」という表示にしている。
「siri」という表示版には文字どおり、「siri」のアイコンが表示されていて、それをタップすればsiriが立ち上がる。
そして、「siri」以外の表示、たとえば「平均心拍数」や「深呼吸」といった表示が、じどうてきに立ち上がったりする。
アップルは「平均心拍数」を測るカンタンな仕組みについては公開している。けれど、どのように平均を出しているかは非公開としている。
ま、それはいい。
気になっていたのは、画面に「平均心拍数」や「深呼吸」(の提案)を知らせる、そのタイミングだ。
それについてはアップルのサポートセンターにたずねてみた。
どうやら個人の活動の各種データをあつめ、機械学習の結果により、ディスプレイに表示させているようだ。
AppleWatch側のセンサーでデータを収集し…BlueToothでiPhoneにそのデータをとばし…演算はiPhone側でやっているみたいですねぇ。
いぜんブロクに、じゅうらいのプログラミングと機械学習(AI)のちがいについて書いた。要約しておこう。
げんざいのプログラミングは、おなじ手順でやれば、おなじ解がえられる数学的アルゴリズムが基盤となっている。ちがう言い方をすれば、効率がわるいので、個性(個人のかたより)は気には、とめない。機械学習(AI)は、ちがう。かたよった、そのひとのデータが集積され、そのひとなりの最適解がえらえる。
やはりAppleWatchだけだなぁ、機械学習がなされている感があるのは。AppleWatchだけでなくウェアブルと機械学習は親和性が高い気もするねぇ。
基本的に、エッジ側で機械学習の処理をするアップルには好感が持てたりもする。