宇多田ヒカルをよく聴いている。
Netflixでは、直近のライブを2回観ている。
曲を聴いていて「歌詞は純文学だろ」とさえ感じている。
そして「歌詞をまとめた本があればいいなぁ」とも思っていた。
ちゃんと、ありました。
「宇多田ヒカルの言葉」(エムオン・エンタテイメント)というタイトルの本である。
宇多田ヒカルと、吉本ばななは似ている。そう直感したことがある。
「宇多田ヒカルの言葉」には、何人かの文章が寄稿されていて。その中のひとりが、吉本ばなな、である。
吉本さんの文章のタイトルは「同じ悲しい夢を見ている、世界でたった一人の人」だ。
その文章は、一言でまとめることはできない。ただ、宇多田ヒカルと、吉本さんが似ているという直感がいい線いっていることに、ちょっと、うれしさを覚えたりしている。
ちなみに、本文章には、小沢健二へのエンパシー(共感)についても触れられている。
その点でも「オレの直感すごいぜ」と思ったりしている。
というのは「宇多田ヒカルと小沢健二は似ている」のではなく、
この2人の歌詞は特別な印象があり、なんていうんだろう、日本語の際を行っている、あるいは日本語を少し外に拡張した感じがするわけで。