アマゾン

メディアは一方向に情報を流す。

アタマではわかっていたけれど、ちかごろは実感している。

それはプラットフォーマーが主流になり(いままで当たりまえだった)メディアが相対化されるようになってきたからだ。

ここでいうプラットフォーマーとは、アマゾンやグーグルであり、そしてツイッターやインスタグラムといったSNSである。

いまではフツーになっているが、アマゾンは商品のレビューが読める。あるいは書ける。

いぜんならユーザーに伝えるために、メディアをつうじて、コピーライターが商品の説明を書いていた。

しかし、アマゾンのレビューがさきがけになり、誰でも商品の説明(レビュー)を書けるようになった。

とうしょ、アマゾンはレビューについて試行錯誤していた。

そして、げんざいの、匿名での自由な書き込みや、アマゾンで購入した人のレビューに重みを付ける設計に落ち着いている(購入者のレビューの方が、ユーザの信頼を得やすい)。

経営的にも(商品を案内する)キュレータに支払うお金を、アルゴリズムの設計に回すことで、好循環になったという。

ちなみにアマゾンのレビューの匿名は、自由に変更できる仕様になっている。第三者は、新しい匿名でレビューを見ることになり、一方、当人は引き続き、じぶんの書いてきた履歴をチェックすることができる。

これについてもアマゾンのデータサイエンスに基づいている。

ま、ユーザーは自由になってるようで、じつはアマゾンの設計により、ある意味、規制させている、というわけねぇ。

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!