幕末について

明治維新の主体は、西郷や木戸ら下級武士であった。フランス革命はブルジョワによる。

ブルジョワは、資本・土地・生産手段を持った経済的に余裕を持った人々だ。

じゃ、明治維新の立役者はお金は、どうしてしたのだろう。

仮説1: スポンサーがいた。

「夜明け前」(島崎藤村)を読むと、江戸末期に盛んな国学が描かれている。その中には資産家も多く、倒幕の獅子たちに、お金をスポンサードしていた。イデオロギーの関係は、どうだったんだろう。

仮説2: 藩がお金を出していた。

素直に考えれば、間接的にでも倒幕にお金を出していれば、お上(徳川)により改易になっているわけだし…

でも、待てよ。

そもそも薩摩藩にせよ、長州藩にせよ、お上にケンカを売っていた。

ということは、なぜ、薩摩や長州は、お上に立て付けたのか、というふうに設問を変えた方が良さそうだ。

その仮説: 幕末、大名たちの財政は、とても厳しかった。部下たちへの手あてにも窮していた。先代は、やっていて得があったけれど、当代には役得がない。辞めてしまいたいぐらいだ。

このような状況下、座して死を待つか、逆に、お上に打って出るかという気概の違いがあった。一方の、お上も同様に財政が厳しく、かつてのご栄光は、なくなっている。

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!