ますます知らないことが多くなってゆく。
たとえばフランス革命、である。
コロナ渦、いままで読めなかったような本を読んでいる。
ナント、いままでフランス革命はナポレオンによる革命だとおもっていた。
ちなみに、フランス革命以前の体制をアンシャン・レジームというらしい。
王権神授説や絶対王政という言葉じりから、ともすると、アンシャン・レジームは、王様による独裁と思いがちだ。
しかし実際は、貴族といった団体が岩盤勢力であり、歴代のフランスの王様たちは、この勢力と向き合わなければならなかった。
要は、アンシャン・レジームとは、ルイ王というよりむしろ、その輩下の既得権益を持つ人々だったんだね。
フランス革命はアンシャン・レジームに対し、ブルジョワが立ち上がった革命といえる。
きのうのブログで触れたとおり、ブルジョワとは資本・土地・設備等を持った経済的に恵まれた人たちで、
その点、下級武士が中心となった明治維新とは様相が異なる。
フランス革命の象徴的な出来事は、ルイ16世の処刑だろう。
個人的に、この点にも誤解があって、処刑されたのは革命が起きた1789年ではなく、4年後の1793年である。
そして1793年以降、ジャコバン派による恐怖政治など混乱があり、その中からナポレオンが台頭していく。
フランス革命の背景には、慢性的なフランスの財政悪化があったと思うが、結局、これを救ったのがナポレオン・ポナパルトの連戦連勝の戦い、領土の獲得だったと…ま、こんなふうに、まとめてみました😀