大切な本は1回限りでない。
いや、逆に何度も読むから大切な本と言っているかも知れない。
個人的に、洋書も大切な本に含まれる。
その際には良い翻訳による僥倖が大きい。
内容だけ知りたいなら翻訳でも構わない(最近はディープラーニングを利用する機会が増えてきた)
けれど、大切な本に限り原書で読んでみたい。
僕の場合(英語が得意でないので)翻訳された本を片手に、亀の歩みのように読むことになる。
翻訳された本、それも大切に翻訳されていると思うと、うれしくなってしまう。
「The Gifts of Body」
作者はレベッカ・ブラウン。翻訳は柴田元幸さん。「あ、こんなふうに訳されている」というコトバに会えて、おもわずニッコリしてしまう。
ハワード・カーターが質問し、ダライ・ラマ猊下からコトバを引き出している「The Art of Happiness」。
10年以上前に、とても時間がかかったけれど読み通し、それから再読を試みたものの、第1章の途中で投げ出している。
必然的に、最初の、同じところばかり読むことになる。なので、今回は最後の章から読みはじめているという試み。