好みの文章がある。たとえば中野好夫の書く文章は読んでいると、しっとり落ち着く。
中野さんは社会学者だけれど、翻訳も多く、どちらかというと一般的には翻訳者として知られているとおもう。
翻訳家として知られていなくても、その作品をあげれば、「ああ、そうだったのか」と思っていただけるだろう。
たとえば「ロビンソン漂流記」、たとえば「ガリヴァー旅行記」である。
個人的にいえば、ぼくは「ロビンソン漂流記」をとても良い本だと思っていて。
参考までに訳者の中野さんの講演が編まれている新書を読んでみると、中野さんは、社会学の視点から歴史的に位置づけるくらい、同書を高く評価していることが分かる。
どう評価しているかを書いてみたいけれど、やることが多いので、本日は、これまで。