マーケティング用語を、どかでバカにしていた。
でも、いまとなっては、それをパスしていたせいで、うまく判断できてきなかったことも、多々ある。
トランザクション・コストは、取引にともなうコストだ。
じぶんなりに、そのような感じは、なんとなく、わかっていた。
ただそのアプローチは、文章を読んだり書いたりするように、同じ地べたを、よろよろ歩くような、そんな感じだ。
トランザクション・コストのコンセプト(抽象化されたコトバ)を利用すれば、違う視座からものごとを見渡せるし、
さらには、もうひとつの抽象化されたもの、数字を活用できれば、文章を読んだり書いたりすることでは、たどり着き得ないような風景が見晴らせるようになってきたりする。
文系、理系という言い方をする人がいる。
あえていえば、文章に頼ろうとする人を文系、数字の人を理系と言っているのだろうね。ま、個人的には、そもそも、そのひとが、やっているんだから「文系、理系の区分など、ねぇだろう」と思うけれど。