インターネットのはじまりは1969年である、というのが定説である。
しかしインターネットは、インターネットだけなら、それはただ回線上の、ネットワークのネットワークだ。
一部の研究所やギークを除けば、それは四半世紀につづいた。
広く利用されるには、アプリケーションが必要とされた。
それがウェッブだった。
いまではウェッブにより「読むこと」「調べること」「買うこと」など劇的にかわった。
つづいてSNSにより「つながること」も急激にかわった。
前置きが長くなってしまった。
この変化はすごく大きい。
個人的には革命とさえ、言ってしまいたいくらいだ。
この革命により、さまざまな分野の所与は変わったとおもうべきだ。
ぼくら広告にたずさわっている者としては、爆発的な情報の量、既存の媒体が以前のように有効ではないことは、大いに認識すべきだ。
きのう触れたように取材は目的ではない。
感度の良い人にとっては、一次情報の取得という、判断や行動するための手段となっている。
そして一方では従来のような、企業から依頼された取材や文章(ボディコピー)は、このさい、意味がないと言ってしまおう。
膨大な情報量のなか、企業が思うほど読まれてはいないのだ。
その中でも、有効なものは、パッと見てそこで完結するネーミングなんだとおもう。じっさい、従来ならキャッチコピーで訴求していたことを、ネーミングの中に含ませていたりする。
あ、デザインならパッケージやロゴタイプが重要なんだよねぇ。