「昭和恐慌」(岩波)のページをめくっている。
それを読む下地さえないので、うまく読むことができない。
下地というのは、歴史の知識がないというより、むしろ、イデオロギーっぽい解説を読む知識がないという、ま、そんな感じなんだね。
本書の中に「ファシズム」の章がありまして。
当時と現在の状況は、似ている感じがしなくもない。
当時、昭和恐慌のあおりを受けて、中間層が没落していったようだ。
そして、この動きを左翼・リベラルが、うまく受け容れることができず、けっきょく、多くの中間層は、(みんなで選ぶ)民主ではなく、ファシズムを支持するに至ったというんだなぁ。