世の中には、英語をそのままカタカナにしたコトバが、あふれ返っている。それを漢字にしたものも多い。
「Accountability(アカウンタビリティ)を漢字にした「説明責任」は、どこか、おさまりがワルイ。
アカウンタビリティは、もともとキリスト教関連のコトバで「神様への報告」を意味する。そういう主旨を、なにかで読んだ記憶がある。
ためしに、英英辞典(LONGMAN iPhone版)を引いてみよう。
【Accountability】
Responsible for the effects of your actions and willing to explain or be criticized for them.
残念ながら、ここでは、「神様への報告」的な解説はなかった。
アカウンタビリティとは、「なにかをやった結果や、言ったときの責任」という意味なんだなぁ。「責任」というニュアンスが、ズッシリと肩にのしかかっている、なにやら重々しいかんじ。
ハナシは変わる。
世の中は、加速度をつけ複雑になっている。そもさいに、分かりやすいコトバで説明することで、やることを節約できるんだわ。たとえば「この点は理解できなかったので、やれなかった」とか「時間がなくて、やっていない」とか、ね。個人的には、このような説明もアカウンタビリティと読んでみたいと思っている。これ、自己責任とは違ったアプローチ。