取材というと、その目標は、何かの媒体に載せることだと思ってしまう。
媒体とは、ある人と、ある人を媒介するもの、
媒介とは、両者の関係を仲立ちすること、である。
つまり、ここで言う媒体とは、新聞、雑誌、ウェッブサイト等を指している。
この視点でみれば、SNSも媒体と言えるけれど、人が多く出入りする(駅のような)プラットフォームという、とらえ方もできる。
たぶん、後者の方が感じが出ているよね。
プラットフォームが主流になって来ると、取材の立ち位置も変容してくる。
媒体に載せることが、その目標ではない。
そして、媒体を通じて、誰かに知らせるというより、むしろ、自分自身が知るために行うものとなって来る。
なんていうことはない、人に会うことすべてが取材とも言えるわけで。
要は、場合によって、取材しているか、していないかの意識の違いだけなんだわ。