井原西鶴や近松門左衛門を読むと、元禄時代には思った以上に、お金のやり取りが進んでいて、手形さえ流通していたことになる。
たまたま目についた「歴史と出会う」(網野善彦)のページをめくっていたら、商品経済の発達はそれどころでなく、室町時代にまで、さかのぼるという。
さらに言えば、現在の原型の多くは室町時代にあるという説がある。
逆に言えば、それ以前の時代は(現在につながる原型がないわけだから)想像が付かないとも。
ちなみに本書では、筆者と宮崎駿さんの対談も掲載されている。
「もののけ姫」は室町時代を仮想の舞台にしていたんんだねぇ。