なんども顔をあわせている人なら、いざ知らず、いちども会っていない人に発言する方法は限られていた。
直接会うわけでもないので、おのずとメディア(媒体)が必要となる、
ということで、新聞や雑誌というメディアに載る人は限定されている。
有名人、勢いのある人、あるいはメディアに近い人(新聞・雑誌社に知り合いのいる人)などだ。
インターネットは当初、ネット系の研究者が細々利用している状況だった。
けれどウェッブというアプリケーションにより、誰でも知らない人に向かって情報を発信できるようになった。
ある時期、ウェッブは革命、とまで言われていたんだぜ。
そして現在、SNSが猛烈な勢いで普及している。
違う系統が現れたときの当初、既存のそれに似ているという説がある。
ウェッブも新聞や雑誌に似ている。
しかしSNSは既存のメディアとは明らかに違う。
お互いにやりとりするインターネットのアーキテクチャーに、ぴったり合っている。
自由に乗り入れするプラットフォームだ。
しかし、ここで贅沢な悩みが出てくる。
旧来のメディアでしか、会ったことのない人に伝える術がなかったのに、
SNSといえば、YouTube、Twitter、Facebook、Instagram、TikTok、clubhouse…というふうに目移りするぐらい、たくさんある。
ちなみにSNSのフォロワー数の獲得は、発信力が問われる。
旧来のメディアに出ていた人は、その点、とても優位だ。
フォロワーは、すぐに増えてゆく感じだね。
勢いのあるうちに、SNSを始めた方が良いという、うがった考えもなくはない、かねぇ。
一方、目移りする、いくつものSNSに対して、どうすれば良いだろう。
けっきょく、じぶんの肌に合ったものを続けるというのが、現在の個人的な感じ。