日本の社会は変わらない。
それは日本人の特質だろうか。
それとも現在の日本社会そのものに起因しているのだろうか?
後者については、政治・行政・マスコミ・経済団体が強固なケミカルでつながっている。緻密で有機的だ。
旧来のマスコミの活躍の場はテレビや新聞だ。こちらはYouTubeやSNSのおかげで、年々、その力が弱まっている。
いわば情報空間ともいえる影響力のある巨大な空間が変容することにより、政治・行政・経済団体も変わらざるを得ないのではないか。僕はそのことを期待している。
官僚というと、顔のなベッタリとした官僚像をついつい思い浮かべるけれど、伊藤穰一さんのポッドキャストにゲスト出演した官僚の声を聞くと一概にそうとも言えない。若手を中心に期待したいと思う。
経済団体については経済同友会の幹事である新浪剛史さんに期待している。セゾングループの会長であった堤清二さんも経済同友会だったと思う。経団連より、こちらの方が変革の風土があるのかもしれない。
政治は野党に政権が移るというのもアリだが、現在の野党に任せるというのは心もとない、というか危険な感じさえする。なので自民党内のベンチャー気質の議員により政権が運営されることに期待する。これにより社会の改革が進み、そののち社会に焦点を当てた革新系の野党が政権を取りバランスをとっていく。これが良いのではないか。社会について言えば、日本の社会は層がとても薄いとおもう。これをもっと厚くしていく必要がある。