テレビや新聞といったマスメディアと、SNSやYouTubeが対立している。批判しあっている。
そこで、ひとつの視点を考えてみたい。もうひとつ上の違う相で見る視点だ。
オッケー、その相を「情報空間」と名づけようか。
その「情報空間」には、マスメディアやSNSだけでなく、生成AIにより吐き出されたデータやクリプトその他も含まれる。
それらはみな、はっきりと区別されることもなく固定されず、あらゆる機縁で瞬間瞬間で動いている。
環境が情報化されている世界観と言っても良さそうだ。
ジョージ・オーウェルの「1984」は社会主義のディストピアが描かれている小説だが、自分の内面以外すべて情報化されているというふうに、比喩的にとらえてみるのも面白い。
「攻殻機動隊」も、情報空間と内面(ゴースト?)との対立が描かれているのではないか。
落合陽一さんの「デジタルネーチャー」も時間を見つけて再読してみようか。