サーバー・パソコン・スマホ・タブレットの総数より、制御用として機械に組み込まれている組み込みコンピュータの方が、圧倒的に多いのは、まちがいない。
炊飯器、エアコン、洗濯機、それに工場の設備にも、各種センサーといっしょに組み込まれている。
さいきんよく耳にするIoT(Internrt of Things/もののインターネット化)とは、言ってみれば、これらの膨大な組み込みコンピュータが、ネットにつながっていくイメージだとおもう。
でもサ、いままで、つながっていなかったのが不思議なくらいだよなぁ。。。
なぜだろう ?
あたらしい大きな動きというのは、たとえるなら、いくすじの水が流れ、それがやがて川になるように、いくつもの技術の発展が結びついて胎動してゆくものである(と言ってみる)。
ネットの通信速度が速くなった、ということもあるだろう。
CPUやセンサーの精度があがった、ということもあるだろう。
優秀なアルゴリズムが出てきて、組み込みコンピュータから送られてくるデータを有用につかえるようになってきたことも、あるだろう。
機器に、割りふられるIPアドレスが、従来のIPv4からIPv6に移行している。それも、あるだろう。
そうだなぁ。このへんは、ちょっと書きくわえておきたい、かな。
いままでのIPv4は、最大、32ビット(2の32乗)個のIPアドレスを割り振ることができた。
IPv4が設計された当時は、これだけあれば十分すぎると考えれれていたけれど、予想以上に、ネットにつながるデバイスが急増していったため、将来的に不足する懸念が出てきた。
で、現在では、IPv6は128ビット(2の128乗)のIPアドレスがつかえるようになっている。
2の128乗は、ウィキペディアによると、
約340兆×1兆×1兆
個だそうな。
すごいよなぁ。これなら、たとえ世界中の埋め込みコンピュータをぜんぶネットでつなげても大丈夫そうじゃないの。