ほぼ無制限の中で

媒体(メディア)のはなしから、はじめようとおもう。

媒体は空間や時間で制限されている。こう書いてみたけれど、じぶんでも書いてみて、よくわからない。

オッケー、はなしを具体的にしてみよう。

たとえばテレビなら時間枠という制限があるし、新聞なら1日の紙面のページ数に制約がある。そのおかげで媒体に価値が出てくる。

土地には限りがあるので、不動産にも価値が出てくるような、そんなイメージでよろしい。

では、ネットは、どうか。

ネットには制限がない。あえて、そう言ってしまっても良いとおもう。ほぼほぼ無限なため、従来のような媒体価値という考えは成立しない。このさい、メディアというより、みんなが乗り入れたり降りたりする駅のプラットフォームの方が、イメージに近いかもしれない。

ネットのように、情報が星の数ほどあると、どうだろう。媒体だけでなく、それに準じて情報の価値も希釈されてゆく。旧来の広告代理店とは違う視点で、設立当初から「あらゆる情報を整理する」という旗印をかかげ、検索エンジンを練り上げていったグーグルは、とても先見性があったんだなぁ。

Ai(人工頭脳)は、とらえどころのない言葉だけれど、さいきんのそれは、ディープラーニングを指している。けっきょく、このブームも、人間が御しきれない膨大なデータを処理できる点が期待されているからだと思うわけ。

 

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!