もうずいぶん前に、ヤンキー先生にお会いしたことがある。
用件は、読売新聞の記事広告の取材と執筆のためだ。
いちおう記事広告について説明しておこうか。
新聞というのは、そのページを表すために、たとえば「政治」「社会」「経済」といった文字が紙面の枠外にある。
記事広告のばあいは、広告であることを示す「広告のページ」というふうになっている。
そして上段が記事になっていて、下段は、記事に関連した商品広告が掲載されている。
余談になるけれど、このスタイルを「発明」したのは、「通販生活」の社長である斎藤駿さんだ。はじめの記事広告は、ルームランナーだったはずで。
ヤンキー先生の件は、どこかの学校の海外留学の広告に落とし込んでいる。
ヤンキー先生が(名前は、すっかり忘れてしまったけれど)高校当時の恩師のひとことで、やけにならず先生を目指したことは、自身の著作でも語られているし、当時のメディアでも多く取り上げられていた。
おなじことを、うかがっても、おもしろくないので、まったくちがう聞き方をした。えーと、どういうふうに聞いたんだっけ? とうじ、だいぶ工夫したのに、まったく、おぼえてない、
がしかし、その答えは覚えている。ヤンキーが先生になった遠因についてだ。
それは、お父さんが本好きで幼少のとき、本に囲まれている環境にあったということだ。
ヤンキー先生こと、義家さんは、げんざいは文科省の副大臣という仕事をやっている。さいきん、YouTubeで、その国会答弁を見かけることもある。かつてお会いしたときの印象のような、気骨を期待したりしている。
一方の記事を掲載した読売新聞ネ。こちらもまた、前文科事務次官の出会い系バー通いの取り上げ方で、話題になっている。
半年ほど当新聞の記事広告をやって影響もあるし、おもったより(といっては言い過ぎかな)フェアなところもあるので、好感を持っていたけれど、さいきんは、どうかなぁ…本件もあわせて、だいぶ、かたよっているような…