Pythonでは、なかなか、インスタンスのニュアンスがつかめなかった。
しかしJavaScriptでは、その尾っぽを、つかまえることができた。
こうである。
JavaScriptには、はじめから組み込まれているオブジェクトがある。Objectオブジェクト、Arrayオブジェクト、Dateオブジェクトなどだ。
これらのオブジェクトを直接つかってしまうと、たとえば、ひとつしかないObjectオブジェクトに対して、いくつもの関数を定義したりすることになり、そのオブジェクトは混乱してしまう(容器に何色もの絵の具を混ぜると、それぞれの元の色がわからなくなってしまう。そんなイメージ)。
なので、オブジェクトを使うさいには、オリジナルのオブジェクトをコピーして、複製されたオブジェクトを使うようにする。そうすれば、たとえば容器ごとに色を分けるように、オブジェクトの混在は避けることができる。
で、そのさいの複製されるオブジェクト、それがインスタンスだ。インスタンスは、以下のようにして作成する。で、作成したインスタンスは、任意の名前の変数に入れておくわけだ
var obj = new Object();
ちなみに、objectというオブジェクト(ややこしい !)で利用できるメソッドは、ほかの組み込み型のメソッドや、自作のオブジェクトにも使用することができるという、汎用性の高いオブジェクトなんだネ。