波打ち際の広告

旧来の広告業界は、ネットの波をまず最初に、そして大きくかぶった。

手もとに「広告会社は変われるか」という本がある。

元・電通総研の方の手による。

内容は、タイトルに暗示されるように、これからの広告の予測と提案がなされている。

しかし残念ながら、発刊された10年前の変化の兆しが前提になっていることもあり、現時点で、しかもイジワルな目でみてみると、みごとなほど予測はあたっていない。

iPhoneもなく、そしてディープラーニングも、ブロックチェーンのひとつのアプリケーションである仮想通貨もない。

秋山晶さんのキャッチコピー、「時代なんて、パッと変わる。」である。

たまたま思いつきで、本書について触れたけれど、じつは、いぜん発刊されてきた広告の教科書的な書籍はすべて有効ではなくなった、といってよいとおもう。

それほどネットは旧来の広告を波にさらってしまった。

そのなかにあって、糸井重里さんは、インターネットの波にのっているんだとおもう。

(糸井さん主宰の)「ほぼ日」に次ぎ、なぜ「ほぼ日」のようなウェッブが出てこないんだろう。

そんなことを友人と昼食をとりながら、話したこともある。

そうねぇ。いい機会なので、「ほぼ日」発刊の糸井さんの本を読んだり、読みかえしたりしてみようかねぇ。

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!