日大のアメフト部の対応が、よく取り上げられているみたいネ。
ちらりとみた感じでは、監督なのかコーチなのか、ある選手に「相手をぶっつぶせ」と指示を出し、
その、ある選手は相手に突っ込んでケガをさせたらしい。そんな感じだよ..ね?
んで、ぼくを含めて、さいきんはコトバがうまく通じないことが多々ある。
その周辺についてスティーブン・ピンカーの本を読んでみようとしだけれど、予想通り、すぐ読むのをあきらめてしまった。たぶんにもれず、冗長すぎるぜ、ピンカー。それに、読もうとはした本は、英語というコトバについてでした。まったく。
ちがう本では、いい一文に出会うことができた。著者の名前と著書のタイトルは覚えていない。ググればわかるだろうけれど、めんどーなのわけ。
その一文とは「同じコトバでも、ひとりひとりのイデオロギーにより違う」という指摘だ。
イデオロギーというと、なにやら、むつかしい。個人的には党派性というコトバに置き換えてみたいけれど、それでも、やはりむつかしい。
要は、コトバというのは辞書のように決まった意味があるわけでもなく、じっさいは、そのひとなりの所属している立場、状況などによって意味がちがうという、ま、そんな感じでとらえてもよいとおもう。
日大の「相手をぶっつぶせ」的なコトバも、監督やコーチ、そして、その選手の立場からでは、ちがうコトバとしてとらえたれたと思うんだ。
いぜんはこういうことは少なかったんじゃないのかねぇ。
それは、コトバに対して、同じ共通感覚があったから。
げんざいは、そーいうものが解体されているか、解体されつつある、と思う。
それから、もうひとつ。これもネットでちらりとみたことだけれど。
日大の件について、SNSの影響をあげている情報があった。
かつてなら、その手の情報というのは、テレビなり新聞なりで知るところだった。ちがう言い方をすれば、テレビや新聞なりが、なにかの事情で流さないようにすれば、周知に知るところではなかった。
がしかし「SNSなら拡散できちゃうよねー」というふうに。