フリーウェア、いや、フリーソフトウェアと言った方が、なじみやすいかなぁ。文字どおり、フリーのソフトウェアなんだから。
フリーとは、無料のことである。お金がかからない。
それは、その通りなんだけれど。ついさいきん、オレは「フリーは(お金はからないけれど)コストがかかるよなぁ」と思いはじめたんだ。
時間も、手間も、モチベーションの減退もコストである。「いまさら、なに言っとるんだ?」というような基本的なことに、実感がわいてきたんだね。
たとえば、フリーソフトウェアを採用する。とうぜん、サポートはない。グーグルで検索して、関係ありそうなウェッブからウェッブへと、ウロウロすることになる(で、しまいに、いやになって来る)。
書籍のばあい、そもそも、そのフリーソフトウェアのタイトルがないケースがあるし、逆に、人気のあるソフトウェアの場合、多すぎて、あれこれと手を出してしまうことになる(やはり、いやになって来る)。
ま、そもそも、リチャード・ストールマンといったハッカーたちのあいだでは、フリーソフトウェアのフリーは、「自由」という意味合いで使われていたわけで。
自分の作ったソフトウェアを公開して、自由に使っていいし、そのソフトウェアを自由に書き換えてもいい。そんなかんじのフリー。