日本は動けない。

右翼とか左翼とか言うでしょう。

定義がハッキリしていない、というか、いや、それ以前に、これはどんな場合でも言えるんだけれど、ことばで言ってしまい、それで割り切ってしまうのは好きではない、暴力的でさえある。

保険証の変わりにマイナンバーカードを使うのは賛成だ。じっさいに利用してみると、窓口の受付がとてもスムーズだ。

なので、きのうYouTubeの(タイトルは覚えていない)番組で、マイナカード/保険証に絶対反対の論客どおしが話していて、ちょっと、びっくりした。

世の中には新しいものに嫌悪感を抱くひとが多い。分かりやすいように、それは65歳以上の高齢者であると、まぁ、そういうふうに割り切ってみよう。

そして、その中で、若き日に学生運動をやっていたっぽい、現在でも「声の大きい」人、あるいは高齢者ではないが、声高に「反対!」という人で高齢者の保守的な気分を代弁する人がいる。すなわち左翼「的」である(冒頭で「左翼」とか言葉につめこむことを否定しておきながら、そのことばを使ってるよね。ま、左翼「的」という表現でカンベンしてください)

一方で、既存のシステムから利益を得ている、つまり利権を得ている人たちがいる。

都会では賑やかで気づかないけれど、地方をクルマで運転していると、店舗の前に政治家の看板が立っていたりする。「ははぁ、こりゃ、指示すると何か仕事をもらえるのかな」と思ったりもする。イチガイに言えないけれど、利権にあやかっている人は自民党など政権与党の支持者だろう。

こういう層を、右翼「的」っていうのか? いや、ちがうかな。

ま、いずれにせよ、前述した「新しいものにすべて反対する人たち」と、この「利益にあやかっている人たち」は岩盤のように固く、厚い。

ちなみに高齢者は現状で、3600万以上、存在する。一方、高齢者でなく、政府与党を支持している人たちは、どのくらいいるのか? それを測る術を知らない。既存の岩盤層に入る人もいるだろうし、なかにはスタートアップする威勢のよい人だっているだろう。

僕は、この威勢のいい人たちをサポートしたい立場だ。こういう人たちを応援する党があって良いけれど、

まぁ、一方で既存の岩盤をぶっ壊すのは「みんながアキらめるくらいのことが起きるしかない」説もある。それは宮台真司さんの言うところの加速主義であり、きのう養老孟司さんの YouTubeチャンネルをみていたら、それは、最大級の地震だと言うんだなぁ。