先のブログで「経営者の語る優れた本はマーケティングの本として読める」ということを書いた。
そして、少なくともそれはマーケティングをテーマにした本よりも、ストーリィ性があり読みやすい。
ただし経営者が語るそれは自身が実体験を通して語ったコトバである。言うまでもなく本人は、まるごと経験している。なので、それを読者が読んで経営者に近づくことはできない。
ならば、ぐるりとまわって、座標にデータがプロットされた図が例示されるようなマーケティングの本が知識の共有に優れてる…というわけでもなさそうだ。
友人から「コンサルティングの会社にお金を払って相談したけれど、サッパしだった」というハナシを聞いたことがある。そのことと、マーケティングが有用かどうかは、けっして筋ちがいではないだろう。
ところで、ブランドはマーケティングとおなじ足場を持っているだろう。
ブランドについて、ぜひ、たしかめたいことが2つある。
1)社員が好きなことを徹底的に深堀りした商品が、会社のブランドになっていくという仮説。
2)DX(デジタルトランスフォーメーション)は文字どおり、経済や社会の層をデジタルに逆転する、とても大きな変化だ。そのなかで、ブランドはどうとらえれば良いんだろうか(既存のブランド論がすべて有効、というわけでにいかないだろう)