図書館の「広告」のコーナーに目をやり適当にページをめくってみる。
ついつい引き込まれた1冊があった。
というものの、その場で読んだ限りで本のタイトルは忘れてしまった。
日本経済新聞出版社の出版だ。
その本は歴代のスター級のコピーライターについて、とても丁寧にまとめられている。
故人については生前の資料を読み込み、またそうでない場合は資料に加え、当人にインタビューもされている。
とくに糸井重里の章は、じっくり読んだ。
TCC(東京コピーライタークラブ)の新人賞受賞から、西武デパート、そしてナショナルブランドの広告へ。
いままで糸井さんのインタビューはかなり読んでいるつもりだけれど、当記事で初めて知ったこともあったりした。
ちなみに70年代後半のTCC賞受賞から80年代後半のナショナルブランドの広告までの時期と、コピーライターブームの時期は重なっている(後半は下火気味だったけれど)
本書によると、前半はフリーとして、後半はマーケティングを取り入れながら広告代理店とチームを組む感じでやってきたという。
その後、自分のアイデアがうやむやになったり、プレゼンの競合による徒労感があったりして、その後、「ほぼ日」主宰となっていく、というのは本書には語られていない。「ほぼ日」の本に、それ書いてあったなぁ。