毎日同じことをやる。これを習慣と言う。
体の細胞は日々代謝している。数ヶ月経つと大分入れ替わっているそうだ。でも時間とともに別の人にはならない。脳がアイデンティティを保つからだ。これは解剖学者の養老孟司さんの説だ(間違っていたら御免なさい)。
こう書いてみると、習慣と人は親和性が高いように思える。人にとって、毎日同じことをやるのは自然である、
けれど少数ながら、同じことをやらない人もいる。
そして、そういう人は周りから煙たがられる。
個人的には、現在の日本人の特徴は江戸時代に培われたと思っている。5人組制度があり、為政者の作った掟を破る人が一人でも居ると、共同責任で、5人が罰せられてしまう。時間がないので調べていないけれど、その他にも同調圧力を促す制度があったのではないか。
江戸時代以前には、個人がもっと自由で(その代わり世間からは全く守られていない)時代があったのではと、夢想したりもしている。
ま、そうなると、前述した「毎日同じことをするのは人の性である」と「個人が自由に生きた時代がある」は矛盾してしまう。このへんは留保。
歴史の知識は司馬遼太郎の著作による。バイアスがかかっている。
歴史の変わり目には、当時にあって、見たこともない奇形の人が出現する。
公家から武家に移る際には源義経がいた。
明治になり武士は居なくなった。幕末には、習慣化した時代では活躍しえない変わり者たちが出現した。高杉晋作など代表例だろう。
彼らの共通点は、そもそも時代のプラットフォーム(常識)上で勝負していない点にある。
じつは、このことはNHK党の立花孝志を見ていて気づいた。
通常、選挙は選挙のプラットフォーム上で戦う。立花さんは選挙制度を研究しつくし、選挙をハックしている。選挙をビジネスモデルとして相対化している。
NHKに対しても法律を調べ尽くし、既存のプラットフォームで戦っていない。メタ(上位の)レベルの視野に立っている。
NHK党にはガーシー、黒川幹事長、立候補者としてFC2の高橋理洋さんが居たりして。あと立花さんとホリエモンも交際があるよね。このへんには大いに期待している。