インタビューは仕事のひとつだ。
ただしコピーライターとしてのインタビューは、それなりの制限がある。
いままで「コピーライターって、どんな仕事?」って、数人の人から聞かれたりもした。
いろいろな言い方があるけれど、いちばん通りの良い答えが「企業のために文章を書く人」だ。
インタビューに際しては企業の意向を反映させたりもする。
場合によっては、企業があらかじめ取材の骨子を用意していることもある。
ある企業から依頼された仕事では、この点に悩まされた。
聞いて欲しいことと、取材対象者との話がかみあわない。複数回やったので、そのたびに悩まされた。
これ大上段な視点で言えば、メーカーとユーザーのニーズは違うことが示されている。
けっきょく、この仕事は、取材のあと構成でクライアントの意向に近づけ、できた原稿を取材対象者にチェックしてもらう方法をとった。けっこう、たいへんだったなぁ。